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年の暮れに

 おーい、ちょっと待ってくれ~! あと1週間で今年も終わりじゃないか!  と、昨年のこの時期も同じように感じたが、1年の経つのは早いもので「申年は去る」とはよくいったものだ。  今は来年の新年特別号作成の追い込み中。ここしばらく、家でも週末、何もしない時間をもらってゆったりしているがなんとなく疲れが取れない。年には勝てぬということか。  あと少しがんばれば待ちに待った4連休。この十数年バケーションを取っていない身には1日でも余計に休めるのはうれしいものだ。  昔ならば「休みの日にはあれしてこれして」と忙しい(気分だけ)日々を送るのだが、今どき本(e-book)を読んだりネットしたりと座りっぱなし。カミさんに「散歩しよ~」と誘われるが「う~ん、今日はちょっと」などとグズっている。来年はもう少し体を動かすようにしよう、と計を立ててみよう(だめだろうけど)。  僕と同年齢の友人たちはそろそろ引退話をしており、それなりの計画を立てているようだ。  こちらにいる友人は2年に1度の日本行きを、ご母堂に会うために半年に1度にしようかと計画中。  日本にいる友人の一人は「結構きつい仕事を続けてきたので、そろそろ健康に気を配れる生活をしようかと思う」とメールしてきた。彼の性格だと、実際はまだまだ続けて働くのではと思っている。  この年末、仕事上でつきあいがある人が日本に旅行に行くというので、「いいな~、僕も行きたい。日本でおいしいものの食べ歩きしたいです」と話したら、「大丈夫。代わりにラーメンとうどんとそばとたくさん食べてきてあげるから」と言われてしまった。ぼくの麺好きを知られてしまっていた。  ヨシ! 僕もリタイアしたら2週間ほど日本に行って楽しむのだ! と思ったが、くだんの仕事付き合いの人が「日本に行くなら体を鍛えておきなさい。荷物もって階段の上り下りしたり、あっちこっち歩きまわったりとかしなきゃいけないのだから」  うーん、やっぱり来年はカミさんと散歩に精出すかな。【徳永憲治】

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