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ネット話のことなど

 「保育園に落ちた…」のブログを読んで、そういえば僕も昔チャットなど…。  懐かしくなったので以前お邪魔したことのあった電子掲示板サイトの「2ちゃんねる(2ちゃん)」を久しぶりに覗いてみた。十数年ほど前、面白半分で2ちゃんにまぎれこみ「ホー、こんなものがあるんだ」と感心したものだった。  それからすぐ2ちゃんのSFに関するスレッド(投稿の集まり)を見つけ、他のSFオタクらとチャットを楽しんでいた。  僕がたまたま入ったスレッドは、クラシックに近いSF作品の愛読者が投稿してた。そのころは本当に好き者が感想や質問を投げ掛け、皆がそれぞれ知っている範囲で答えたりしていた。他のスレッドは結構激しいやり取りがあったようだが、僕らのところはゆっくり、まったりとしてた。  ある日、突然何の脈絡の無い茶化すようなレス(レスポンス、反応)がアップされていた。いやになってしばらく離れていたが、やはり気になって覗いてみたら、そのレスの後誰も書き込んでいなかった。  と、昔語りになってしまったが、そのころの2ちゃんで使用していた特殊用語(内輪でのみ通用するネット用語)が多かったが、なんとなく前後関係や文脈で見当を付けていた。最近戻ってみて、その用語の数がすっごく増えていた(昔の用語も健在)。これは全然付いて行けないとへこんでいたら、それ専用の辞書的なサイトも多数できていた。  英語ネット語の「OMG(Oh my God!)」などは有名で、普通に使われている。日本語になると「kwsk」など母音を抜いたアルファベットを並べたりしている。これは「くわしく」の意。「マヤる」という言葉もよくみかける。これは少女漫画の「ガラスの仮面」の主人公の名前で芝居(泣き真似、精神が壊れたふりなど)をすること。原作の漫画が好きだったので意味が分かった時は笑ってしまった。  そういう話を娘としていたら、以前人類学を学んでいたせいか「ソーシャルネット(SNS)とそこで使われている特殊用語の関係を調べると結構おもしろいかも」だそうだ。【徳永憲治】

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