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ゆけジャパン・ラグビー!

 前回の大会で初戦でいきなり優勝候補の南アフリカを奇跡の大逆転トライで撃破し、史上空前の番狂わせを巻き起こしたジャパン・ラグビー。2019年にラグビーW杯が初めて日本で開催される。  9月20日(金)夜に東京調布市の東京スタジアムで開幕する。収容キャパは4万9970(あと30席足せばいいのにと思ったが…)。開催国が開幕戦に登場するのがしきたりだが対戦相手は未定だ。欧州予選1位国という枠で、ルーマニア、スペイン、ロシア、ドイツ、ベルギーが予選で競い合っている。18年の3月には参加国が決定予定。  注目の決勝は11月2日(日)の夜6時から横浜国際総合競技場で世界一の覇権を争う。収容キャパは7万2327人(端数な数字だが…)。  予選グループでは日本(組み分けの際での世界ランキング第11位)はプールAに属し、アイルランド(第4位)、スコットランド(第6位)、欧州予選1位国、そして欧州・オセアニア地区プレーオフで勝ち上がった国と総当たり戦を行う。4グループ(各5チーム)の上位2チームのみが決勝トーナメントに進む。今大会で第9回目になるが、日本はこれまで未だ一度も予選を突破した経験がない。最低通過条件は、格上のアイルランドかスコットランドのどちらかに勝たなければいけない。  昨年6月にスコットランドと二試合対戦し13対26、16対21で破れたが接戦だった。今年6月にはアイルランドとは22対50、13対35の成績。どちらも太刀打ちできないという相手ではない。  日本代表は先月末、W杯過去3度準優勝のフランスと23対23の引き分けだった。それも敵地で大殊勲である。  ラグビーは体力の消耗が激しく、回復時間が当然必要だ。前大会では、日本は南アフリカ戦のあと中三日で次の試合が組まれ、惨敗した。今度は、日本はどの試合も最低6日は空いている。予選最後の試合は、逆に相手が中三日になる。そして奇しくもその前大会でその際に唯一負けたスコットランドだ!  期待が大いに膨らむ。確実に強くなって進化するジャパン・ラグビー。今から待ち遠しい。皆で応援しよう!【長土居政史】

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