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LAX、第5ターミナルが完成:2億2900万ドルかけ改築

 デルタ航空はロサンゼルス国際空港(LAX)で同社が使用する第5ターミナルを2億2900万ドルかけて改築。およそ3年の歳月を経て完成した。10日に完成式典が行われ、同航空会社初の専用チェックインロビー「デルタ・ワン・アット・ラックス(Delta ONE at LAX)」を含む新施設を公開。チェックインする際の利用客のプライバシーを尊重した作りとなっている。

 同改築プロジェクトは同航空会社とロサンゼルス市、ロサンゼルス国際空港公団 (LAWA)の協力を得て実現した。  同ターミナル利用者は、車両乗降場にある専用入り口からチェックイン・エリアに入ることができ、また専用手荷物カウンターも併設されている。  同航空会社のエド・バスティアン社長は、「改装したことで、空港に着いてから離陸までの時間をより快適に過ごしてもらえると思う」と話した。  LA市のエリック・ガーセッティー市長は、「総額80億ドルを投じて現在同市が取り組んでいるLAX改築計画の中でもっとも新しいターミナルとなった。デルタ航空は当地で進化を遂げようとしている」と述べ、完成を喜んだ。  空港内にある同航空会社のラウンジ「デルタ・スカイラウンジ」も一新。座席数を100席増やし、シャワールームのほか、浴室やダイニングエリア、家具に至るまで刷新した。  ターミナル内にはロサンゼルスの有名シェフのレストランや人気ブランドのショップなども新規出店している。  発券ロビーの拡張、保安検査レーンの増設、バゲージクレームの改修、国際線乗り継ぎ用の荷物の再預け入れ施設の改修、ボーディングブリッジの追加、スカイチームの優先チェックイン「スカイプライオリティー」専用ロビーの改装なども行われた。  現在同市は、ほぼ全てのターミナルの改修や、同空港へのアクセス向上を目指し「Uber(ウーバー)」など乗り合い車による利用客の出迎えサービスの導入、メトロと連携し市内と空港をつなぐプロジェクトなどを進めている。  同ターミナル改修計画により、およそ1000人の雇用が創出され、同航空会社は空港勤務の従業員およそ2800人を採用した。毎年同市の地元経済に2460万ドル以上をもたらすと推定されている。

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