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LA市に新たな移動手段:自転車レンタル開始

自転車レンタルプログラムが開始されセレモニーが行われたグランドパークからユニオン駅に向かって自転車を走行するガーセッティー市長

自転車レンタルプログラムが開始されセレモニーが行われたグランドパークからユニオン駅に向かって自転車を走行するガーセッティー市長

 ロサンゼルス市は7日から、自転車レンタルプログラムを開始した。LA市内に自転車レンタル駐輪場が65カ所設置され、1千台の自転車を導入。LA市内の交通手段に新たにレンタル自転車が加わった。【吉田純子、写真も】

レンタル自転車に乗って市庁舎前を走行する市民

レンタル自転車に乗って市庁舎前を走行する市民

 レンタル自転車の駐輪場はLA市庁舎や、ユニオン駅、グランドセントラルマーケット、ステープルセンターなどLA市のダウンタウン各所に設置され、その範囲は小東京、アート・ディストリクト、ファッション・ディストリクト、チャイナ・タウン、ファイナンシャル・ディストリクトまで広域におよぶ。  利用する際は駐輪場で自転車を借り、目的地近くの駐輪場で返却するシステムになっている。駐輪場はメトロの「ステーション・マップ」またはスマートフォンのアプリで探すことができる。  小東京周辺では全米日系人博物館(JANM)前と、1街とサンペドロ通りの交差点前の広場に設置されている。  利用者はメトロのウェブサイト(bikeshare.metro.net)に登録し、メトロ各線を利用する際に必要となるICカード「TAPカード」を入手し、パス券を購入することができる。  パス券には1カ月パスと1年間パスがあり、1カ月パスの料金は20ドル。利用時間は30分までは無料で、それ以降は30分ごとに1・75ドルが加算される。  1年パスの料金は40ドルで、30分ごとに1・75ドルが加算される。  8月1日からはパス券を購入していなくても、駐輪場で使用料を支払い、利用できるシステムも導入される。その場合は30分ごとに3・50ドルが加算される。  同様のプログラムはサンタモニカ市で昨年11月から実施されているほか、ニューヨーク市や首都ワシントンなどの大都市でも行われている。  同プログラム開始初日となった7日、LA市のガーセッティー市長のほか市民およそ300人がグランドパークから自転車で市内を走行した。ガーセッティー市長は「自転車のレンタルは移動手段のひとつとしてだけでなく、これまで地下鉄やバスでは目的地に近い場所にたどり着けなった不便さも解消することができる」と意気込んだ。

 小東京周辺の全米日系人博物館の前に設置されている駐輪場

小東京周辺の全米日系人博物館の前に設置されている駐輪場


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