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CDCが注意喚起:インフルエンザB型、流行の兆し

 インフルエンザA型の流行が終焉を迎えつつある中、今度はインフルエンザB型が猛威を振るい始めているとして疾病管理予防センター(CDC)は注意を呼び掛けている。【吉田純子】

 昨年10月からこれまでにインフルエンザとみられる症状で入院した患者数は2万6694人で、うち80%がA型だった。南カリフォルニア地区でA型ウイルスに感染し死亡した人の数はこれまでに132人報告されている。  しかしCDCによると、3月17日からの1週間では、全米で報告されたインフルエンザ感染者のうちおよそ60%がB型感染者だったという。  B型は幼児が重症化しやすい傾向があり、注意が必要だ。  インフルエンザはインフルエンザ・ウイルスによって引き起こされる感染症で、インフルエンザA型、B型はともに冬季に流行する。  A型の症状は38度を超える高熱や咳、喉の痛み、頭痛、関節痛、全身倦怠感などがある。  一方、B型は腹痛や下痢などの症状が表れ、A型と比べると高熱や関節痛などの症状は少ないという。  今季すでにインフルエンザに感染した人でも、後に異なる型のインフルエンザに感染することもあるという。  CDCによると、ワクチン接種がインフルエンザ発症後に重症化するのを防ぐのにもっとも有効であるとしている。  CDCは今後さらに感染者数が増える可能性もあるとして警戒を強めている。

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