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3世代の180人が親睦:訪日研修生3人を激励

ドーナツ食い競争に夢中の子どもたち


お菓子がいっぱいに入った袋を叩く元気な男の子

 今年、創立110周年目を迎えた南加広島県人会(反田タック会長)は、夏恒例のピクニックを24日、ブエナパークのボイセランク・パークで催し、参加者約180人が和気あいあいと親睦を深めた。今夏、広島から県費で招かれ訪日研修プログラムに派遣される3人の会員子弟に激励の温かい拍手が送られた。

 絶好のピクニック日和の下、3世代にわたる老若男女が、バーベキューや弁当、カキ氷などのランチを楽しんだり、ゲーム、運動会、ラッフルに興じ、楽しいひと時を過ごした。  来月末から11日間の研修プログラム「ユース国際交流・イン・広島」に参加する、引率のブランドン・チャンさんと、研修生のニコラス・フォーチュネイトさんとアーロン・アレクサンダーさんそれぞれが自己紹介し抱負を述べると、大きな拍手が沸き起こり会員の期待の高さを伺わせた。県人会の期待を一身に背負い、親善大使としての任務を負う3人は、ハワイとシアトルそしてペルー、アルゼンチン、ブラジルの南米各国の県人会から参加するメンバーと広島で合流し、市内の同世代の地元高校生らと交流を図る。  ピクニックには懇意にしている各県人会から会長を招いた。今夏115周年を迎える三重の太田勉さん、110周年の福岡の宮里勝吉さんは、それぞれ記念祝賀イベントが迫り、当日まで気の抜けない日々が続くという。この日のピクニックは束の間の休息といったところで、太田さんは

水風船を割らずキャッチを試みる参加者

「音楽バンドとタヒチダンサーのエンタテイナーを呼んで盛り上げ、参考になった」と話し、宮里さんは「お年寄りから小さな孫までが、仲良く過ごしていたのが印象的だった」と述べ、2人は刺激を受けた面持ちで「いいものを見せてもらった」と、口をそろえた。  反田会長は、ピクニックを振り返り「年寄りから子どもまでが、一緒にランチを食べて、ゲームで遊んで、和気あいあいと仲良く楽しんだのがよかった」と胸を張った。広島に赴く3人については「若い人が経験を積むいいチャンスなので、楽しんで大きく成長して帰ってきてほしい。自分のルーツを確認し、将来の広島県人会のために役立ててもらえればうれしい」と、期待を寄せた。【永田潤、写真も】

「ユース国際交流・イン・広島」の参加者の紹介。左から井川齋・奨学金委員長、引率者のブランドン・チャンさん、研修生のアーロン・アレクサンダーさん、ニコラス・フォーチュネイトさんと、反田会長


【写真上】ピクニックで親睦を深めた約180人の参加者【同下】大きな掛け声に、みんなで力を合わせて綱引きに興じる参加者


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