top of page

翁長知事:ウチナーンチュ大会への参加呼び掛け

沖縄文化の発展に貢献したことに対して北米沖縄県人会から感謝状を贈呈された 翁長知事(右)

沖縄文化の発展に貢献したことに対して北米沖縄県人会から感謝状を贈呈された 翁長知事(右)

 沖縄県で10月に開催される「第6回世界のウチナーンチュ大会」のPRのため訪米中の翁長雄志知事が12日、ガーデナ市の北米沖縄県人会会館を訪れ、同大会の説明会に出席した。北米沖縄県人会(國吉信義会長)の会員らおよそ100人が集まる中、大会の概要や見どころを紹介し、参加を呼び掛けた。【吉田純子、写真も】

 ウチナーンチュ大会への参加を呼び掛ける翁長知事

ウチナーンチュ大会への参加を呼び掛ける翁長知事

 同大会は世界各地のウチナーンチュ(沖縄の言葉で「沖縄人」の意)の交流と沖縄文化の継承を目的に10月26日から30日までの5日間の日程で行われる。  ウチナーンチュのアイデンティティーを確認するとともに、伝統芸能や言語など沖縄独自の文化への理解を深め、次世代に継承し、国内外に発信していくことを目的として開催している。  開催期間中は、世界各国から沖縄系の人々が集結し、前夜祭パレード、開会式、グランドフィナーレだけでなく、移民資料展、文化芸能交流やスポーツ交流イベント、海外移住者講演会、世界若者ウチナーンチュ大会、首里城祭、ビジネスフェアなども行われる。今年は35万人の来場者(うち海外からは5300人)を見込んでいるという。  同大会をPRするため翁長知事を団長に結成された「キャラバン隊」のメンバーも沖縄県から同行し、ハワイ、ロサンゼルス、カナダのバンクーバー、ワシントンDCの2カ国4都市を訪問。説明会では5年前の大会の様子をまとめたビデオが上映され、大会期間中の各種イベント情報や移動手段などを説明した。

 沖縄生まれの日系人で11月の下院議員選挙に第66区から再度立候補するアル・ムラツチ前カリフォルニア州下院議員(左から)、博子夫人と談笑する翁長知事

沖縄生まれの日系人で11月の下院議員選挙に第66区から再度立候補するアル・ムラツチ前カリフォルニア州下院議員(左から)、博子夫人と談笑する翁長知事

 沖縄に由縁のある同県人会のメンバーと交流した翁長知事は、「説明会でも積極的に質問する県人会のメンバーの姿を目にし、大会への関心の高さが分かった。今年もたくさんの来場者が期待でき、心強い」と話した。  翁長知事は当地でも沖縄の伝統芸能や文化を継承する同県人会のメンバーが数多くいることを受け、彼らの功績をたたえた。沖縄県や那覇市でもウチナーグチのやりとりを紹介する漫画を作成し沖縄の言語を紹介するなど、沖縄文化の継承に取り組んでいるという。同県人会からは那覇市長時代から沖縄文化の発展に尽力してきた同知事に感謝状が贈呈された。  ワシントンDCでは米政府関係者と面会する予定になっており、「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題については反対の意向を伝え、面会予定の上下両院議員にはこれまでの経過報告をしたいと思います」と話した。  國吉会長は今回の翁長知事の訪米に関し、「沖縄のことを多くの人に知ってもらえる良い機会になったと思う」と話した。

 県人会のメンバーら説明会の参加者全員で記念撮影

県人会のメンバーら説明会の参加者全員で記念撮影


0 views0 comments
bottom of page