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米上映へ5万ドルの資金集め:捕鯨問題を日本から発信

「ザ・コーヴ」のルイ・シホヨス監督と、八木監督がスカイプを使ってインタビューするシーン

「ザ・コーヴ」のルイ・シホヨス監督と、八木監督がスカイプを使ってインタビューするシーン

 ドキュメンタリー映画「Behind THE COVE ~The Quiet Japanese Speak Out!~」(邦題—ビハインド・ザ・コーヴ~捕鯨問題の謎に迫る~)の米国上映実現に向け、監督の八木景子氏=写真=の設立した配給会社八木フィルムがクラウド・ファンディングサイト「Indiegogo」で資金集めのキャンペーンを行い、5万ドルを目標に寄付の協力を求めている。


 同キャンペーンは、11月3日まで。アメリカ2都市(NYとLA)での劇場上映各1週間分の賃料、宣伝・広告費、監督とスタッフの渡航費など、運営にかかる費用5万ドルを集めることが目標だ。   2016年1月に日本で劇場公開が始まった「Behind THE COVE」の主な舞台は日本の代表的な捕鯨基地であり、2010年にアカデミー賞を受賞した「THE COVE」でも取り上げられた和歌山県・太地町。映画が公開された後、多くの反捕鯨団体が毎年押し寄せてきているという。同作は捕鯨論争における両派のキーパソンへのインタビューを基軸に「食べても『よい』いきもの、『よくない』いきもの」を決めるのは誰かを問いかけるとともに、知られざる政治的側面の実情にも迫ったドキュメンタリー。  同作は15年、「第39回モントリオール世界映画祭」でワールドプレミアとして正式出品され、国内外の観客およびメディアから高い関心を集めた。  八木監督は「アメリカで配給・上映することは『違う側の意見を発信する』、という意味で重要な試みだと思っている。多くのアメリカ人には自分と異なる意見を聞く柔軟さがあると信じており、日本側からの主張を海外の人々に届けるためにも、ぜひ皆さんに協力いただきたい」と語る。  映画の公式サイト— www.behindthecove.com  寄付の方法は、インターネットの「Indiegogo」のサイトで行い、クレジットカードで支払う。 寄付のサイト― www.indiegogo.com/projects/us-theatrical-release-for-behind-the-cove-japan–2#/

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