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日系のヒロノ上院議員、カバナー氏の性的暴行疑惑受け一喝:「黙って立ち向かい、正しいことをしなさい」

 トランプ大統領が指名し連邦最高裁判所判事の候補となっているブレット・カバナー氏に浮上した学生時代の性的暴行疑惑。この疑惑を受け、日系のメイジー・ヒロノ上院議員(民主党・ハワイ州)が18日に行われた記者会見で、「この国の男性陣よ、黙って立ち向かいなさい。そして正しいことをしなさい」と訴えた。【吉田純子】

 カバナー氏の疑惑を巡り、最初に被害を告発したのは現在カリフォルニア州のパロアルト大学で心理学を教えるクリスティーン・フォードさん(51)。証言によると、彼女は高校時代に同氏から性的暴行をされそうになったという。  続いて被害を訴えたのはカバナー氏と同じエール大学の学生だったデボラ・ラミレスさん(53)。大学時代、寮で行われたパーティーでカバナー氏に身体接触を迫られ、わいせつな行為をされたという。  こうした一連の疑惑を受け、ヒロノ上院議員が18日の記者会見でこの疑惑について、「私はこの国の男性たちにひとこと言いたい。黙って立ち向かいなさい。そして正しいことをしなさい。変わるために」と一喝した。  カバナー氏から過去に被害を受けたと主張する2人の女性は27日に上院司法委員会の公聴会に出席し証言する。  女性側は公聴会の前に連邦捜査局(FBI)に一連の疑惑に関し調査するよう求めていたが、トランプ大統領と共和党の上院議員によりこの要請は退けられていた。  渦中のカバナー氏はテレビ局のインタビューで「誰にも性的暴行を加えたことはない」と疑惑を否定。同氏を指名したトランプ大統領は同氏を擁護している。ヒロノ氏の発言はこうした共和党議員の姿勢に反発したとみられる。  ヒロノ氏はアジア系女性で初めて連邦上院議員になった人物。福島県に生まれ、8歳の頃に母親とともにハワイに移住した。

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