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干ばつ影響:加州各地で山火事多発

 夏を迎え気温の上昇と、記録的な干ばつによる乾燥が影響し、カリフォルニア州各地で山火事が発生している。今年1月からこれまでの山火事発生件数はおよそ5200件。北加地区のネバタ郡で26日に発生した山火事では、消火活動にあたっていた消防隊員ら4人がやけどなどの重軽傷を負った。

 シエラネバダ山脈のふもとで発生した山火事は現在も燃え続け、1700エーカーを燃え尽くし、1800世帯が火の手にさらされている。うち40世帯に避難命令が出された。これまでに20%が鎮火。  当局によると山火事発生当日、森林局の職員2人と州の消防士2人が負傷し病院に搬送された。うち3人はすでに退院しているが、1人は今も病院で治療を受けている。命に別条はないという。  現在も1400人の消防隊員が消火活動にあたっている。  森林局の調査結果によると、加州の今年1月からこれまでの山火事発生件数は昨年より10%多いおよそ5200件。焼失面積は昨年比6%減の7万4千エーカーだった。  焼失面積の被害が昨年より少ない背景には、季節外れの雨が多かったことや、加州のジェリー・ブラウン知事が今年3月、干ばつ対策として10億ドルの緊急干ばつ対策費を認めたことで、山火事など非常事態に迅速に対応できる消防隊員数が増えたことがあげられる。  全米の山火事発生件数は、米政府当局の調査によると、今年1月から6月までに2万9372件。昨年は2万7322件だった。焼失面積は昨年の96万3197エーカーより200万エーカー以上多い311万1481エーカーとなっている。

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