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イエローストーン国立公園:男性の遺体、グリズリー・ベアが襲撃か

 イエローストーン国立公園で7日、ハイキング中の男性が遺体となって発見された。当局は、男性が同公園内に生息しているグリズリー・ベアに襲われたとみて調査している。国立公園局が発表した。

 死亡したのはモンタナ州出身の63歳の男性で、同公園内にある緊急医療施設に勤務していた。ハイキング経験豊富で、同公園内のハイキングコースにも熟知していたという。  男性の遺体は、同公園内で人気のあるハイキングコース「エレファント・バック・ループ・トレイル」から1マイルほど外れたエリアで発見され、同エリアは現在閉鎖されている。  現場付近には、雌のグリズリー・ベアと少なくとも1頭の子グマの足跡が残されており、男性がこのグリズリー・ベアに襲撃された可能性が高いとみて調査を進めていた。  野生生物学者らは同日夜、現場付近に捕獲用のおりを設置。男性を襲撃したとみられる雌のグリズリー・ベアが捕獲された。今後DNA鑑定が行われ、男性の傷口から採取されたサンプルと一致すれば、安楽死処分されるという。  当局によると、2014年に同公園内に生息しているグリズリー・ベアの数は推定674頭から839頭。人がグリズリー・ベアに襲われたとみられる事件は、今年に入ってから今回が初めて。  イエローストーン国立公園はワイオミング州北西部を中心に3470平方マイルに広がる世界最古の国立公園。世界最大級の間欠泉があるほか、野生のグリズリー・ベアやバッファローの群れが生息していることでも知られ、毎年世界中から多くの観光客が訪れる。

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