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選対責任者だったら

 大統領選挙投票間近だ。接戦を余儀なくされそうである。もし自分が選対責任者だったら…と想像し、以下の戦略を断行する。

 ▽彼女の長年の人道的支援、社会改善への実績と熱意を徹底的にアピールする。  ▽彼女の大学の卒論は、コミュニティーオーガナイザー(地域組織化)のソウル・アリンスキーに関してだ。民主主義の草の根運動を作った重要な人物である。彼女は貧困層を訪れ公平な社会作りに貢献しようと当時から学び、考え、行動した。  ▽顧問弁護士だったChildren’s Defense Fundを通じ、既に40年前から子供や家族の健康、福祉の保護に努めた。この思いやりをもっと評価させる。  ▽夫のビル・クリントンが大統領だった1993年頃より、彼女は国民皆保険制度を確立する法案作りに奔走した。圧力団体や議会の反対で当時はうまくいかなかったが、社会において弱い立場の国民のために、政府を動かし、これほど頑張った人物はいない…という努力を前面に出す。  ▽キャリアウーマンであり、母親であり、祖母であり、女権運動を支援するが、あくまでも男女平等を謳(うた)う。彼女への支持率が低いとされている若年女性の有権者たちには、彼女みたいな人が頑張ったおかげで、現在あなたたちの社会的地位が確保されているという点を訴える。事実彼女がファースト・レディー在任中、女性議員(1993年33名〜2001年67名)が2倍に増えた。現在は104名。  ▽トランプのビジネス・センスを高く評価する有権者に対して、彼は過去に4度も会社を破産させた。政府の運営を任せられるのか? と疑問を投げかける。  ▽移民を批判するトランプに対して、彼のこれまで3人の妻のうち2人は移民であり、Google、Uber、Tesla、Chobani、Ebayなどは、移民によって起業された会社で、雇用を増やし大いにアメリカ社会に貢献しており、トランプの矛盾を指摘する。  安全で調和できる明るい社会を作れるのは彼女であり、明らかに二人の適任度は雲泥の差なのだが…楽しみより不安が募る。【長土居政史】

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