北米沖縄県人会:630人集結しピクニック
琉球民謡の音色に合わせて盆踊りを楽しむメンバー
北米沖縄県人会(國吉信義会長)は17日、サウスエルモンテ市のウィティアナロウ・レクリエーションパークで毎年恒例のサマーピクニックを開催した。琉球民謡や舞踊が披露され伝統芸能を楽しむとともに、奨学金の授与式も行われ、若きウチナーンチュの門出を祝福し、会員同士の親睦を深めた。【吉田純子、写真も】
今年の奨学金受領者の9人
今年は南加日系商工会議所の山城キティ会頭をはじめ、南加地区で活動する各県人会の代表者、同県人会の会員家族らおよそ630人が参加。前日から同会のメンバーが準備していた弁当に舌鼓を打ち、ピクニックを楽しんだ。
ひとたび三線の音色が聞こえると、リズムにのって踊り出す元気な参加者の姿が目立った。
同県人会には沖縄に由縁はないが、ウチナーンチュの人々が持つ気風や琉球文化が好きで入会したメンバーも多いという。
沖縄県那覇市生まれでウエストコビナ市のジェームズ・トウマ市長もこの日ピクニックに参加。同県人会のメンバーでもあるトウマ市長は生後2カ月でロサンゼルスに来たという。
息子のクルズ君とともにピクニックに参加していたウエストコビナ市のジェームズ・トウマ市長。同市長は沖縄県出身で同県人会のメンバー
この日はウエストコビナ市より、同県人会に活動をたたえ表彰状が授与された。
今年の奨学金の受領者はエマ・アンダーソンさん、カイリー・ナカダさん、ミシェル・アカミネさん、アイ・テシマさん、ナオミ・アーノットさん、スチュアート・スワベさん、マシュー・ミヤザトさん、ダニエル・アシミネさん、ショーン・ナカマさんの9人(敬称略)。
今年10月には第6回世界のウチナーンチュ大会が沖縄県で開催されることもあり、会場にはチラシなどが置かれ、ひとりでも多くのウチナーンチュの参加を呼び掛けていた。
エンターテインメントでは琉球舞踊、琉球太鼓、琉球民謡のほかフラダンス、ウクレレ演奏、ハワイアンソングなどが披露され、南国ムード溢れるひと時となった。
ピクニックの最後には盛大に盆踊りが行われ、多くの参加者が琉球音楽の音色とともに盆踊りに参加し、ピクニックを締めくくった。
家族でピクニックに参加していたミツ・クロウさん(右から2人目)一家。母のハルミさん(右端)が沖縄県出身
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