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ほうれん草が心臓になった?

 先日、ふと目にした記事。『Researchers Turn Spinach Leaf into Beating Heart Tissue』。研究成果はBiomaterials (Journal)誌の Vol.125に発表されている。  「読んで字のごとく」というわけでもないが、『ほうれん草の葉っぱを心臓組織に変換』することをマサチューセッツ工科大学で研究者がランチの時に考えついたそうな。  現在使用されている一般的な心臓の治療方法は臓器移植。しかし心臓(を含む臓器一般)のドナーが不足しているのは周知の通り。他には患者の体組織から細胞の一部を培養して患者の心臓に移植する、などの方法がとられているようだ。  しかし、これには長い時間と膨大な費用が必要だとか。そのうえ細胞の連なりはできても血管が通っていないから、大々的な変換は難しいらしい。(「ようだ」「らしい」が多いのはいまいち本人が理解していない所為。要ご容赦を)  今のところ、3Dプリンターを利用して細胞を組み立てる方法も研究されているらしいが、心臓組織の微細な血管網の作成が難しいという。  なんとかこの事態解消の方法はないかと考えていた研究者が、ランチサラダのほうれん草の葉っぱを見て「基本的には細胞の連なりの上、葉脈が通っている」。葉脈は言葉を変えれば血管のようなもの。もしかしたら―。  現在の科学で細胞の入れ替え(植物の細胞膜の中身を流しさり、そこに心臓組織の細胞を流し込んで培養)は可能らしい。いろいろ処置を施すと1週間ほどで細胞が入れ替わり、鼓動を始めたそうな。興味のある人は上記『』内の言葉でググればいろいろなサイトが見つかる。  内容はあまりにも専門的過ぎて頭がついていかないが、まだ研究段階ではあるもののうまくすれば短時間で、経費も患者側の負担にあまりならずに心臓治療ができるだろう。  もし内容が間違っていたらごめんなさい。願わくば理研の小保方さんのように、持ち上げられて突き落とされるようなことがなければいいが。【徳永憲治】

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